地形学の視線で見たこと,感じたこと


by kumakuma1103

太田表層地質調査

遊んでいることばかり書いていると
ちゃんと仕事をしているのかと疑われそうなので,
すこしまじめな話をひとつ.
今日は,大学院の授業をかねて
太田市某所にて表層地質調査をしてきました.

この調査は,
「貧しいものは足と体で稼ぐ」を地でいく
かなり体力勝負の仕事です.
要するに人力ボーリング調査です.
先端に20cmの二本の細長いステンレス板があり,
その板の先が少し湾曲して尖っています.
それに,長さ1mの継ぎ手と握り棒をつけて
装置を回します.
するとステンレス板分の長さ(20cm)の
地層がはがれるので
継ぎ手ごとゆっくり持ち上げると,
ステンレス板に挟まれている地層をとることができます.
この継ぎ手どんどんをつないでいけば,
より深い地層をとることができます.

僕は地層をさわるので,
写真撮影はD君にお願いしましたので,
以下の写真すべてD君撮影です.

下の写真は,装置をぐるぐるまわしているI君.右はT君,左は僕.
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とれた地層を,サンプル入れの雨樋にいれている様子.
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現場でのやりとりを再現.
T君,実は昨年から何度もお手伝いしてもらっているので
この調査のプロフェッショナルです.
新人のI君に指導中.
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およそ1時間かけて
深さ約5mの地層をとることができました.
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この装置の良いところは,
自分で掘りたい場所を決められること.
露頭観察だと,自分で場所を決めることができず
偶発的な運に頼ることになります.
地層の分解能が多少落ちるという欠点はありますが,
ともかく露頭がない平野部などでは
うってつけの道具です.
僕はこれをロームの調査につかい,
段丘面の編年に役立てたいと思っています.

その後,地層の写真撮影と地層の記載をし,
サンプリングをして終了です.
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みなさまお疲れ様でした.
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# by kumakuma1103 | 2010-07-09 22:36 | 授業 | Comments(0)

卓球の練習

来週17日は教育学部恒例の体育大会の日.
テニス,フットサル,ソフトボール,
卓球などいくつかの種目を
専攻ごとに得点を競います.
各種目で得た得点の合計で
順位を決めるというものです.

このイベントで良いことは,
専攻内の縦の関係ができること.
下級生と上級生が一緒に練習することで
顔なじみができるようです.

大会で少し変わった競技では,二人三脚.
この主将のIさんにご指名を頂き,
僕も二人三脚に参加する予定です.
昨日の夕方,相方のW君と練習しましたが,
誰もいない広場で,二人で練習するのは
かなり変でした.
まあやるからにはベストを尽くしたいと思います.

その後,卓球グループの練習にも
参加しました.
大学の体育館は卓球台が
確保しにくいということで,
近くのスポーツセンターでの練習です.
以下,練習風景の写真.
ちなみに撮影者は,
卓球主将の(地理研の)Tさん.
どれかの写真に私が写っています.

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最後の写真は,地理研のH君と見知らぬおじいさんとの練習風景.
いっしょにきていたおばあさんでは,ラリーが続かないとのことで,
近くにいたH君がお相手をすることに.
やさしく球を返すH君でした.



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# by kumakuma1103 | 2010-07-09 21:39 | 雑記 | Comments(0)

うめを求めて

1ヶ月前の話です.
昨年はじめて,青梅を買って梅ジュースを作りました.
簡単につくれて,しかも結構おいしかったので,
今年はもう少し大量に買って作ることにしました.
で,ちょうどタイミング良くラジオで
箕郷梅林で梅もぎをすれば
安く梅が手に入るとのことで,
連絡先に問い合わせると,
「今年は梅が不作で梅もぎはしない」とのこと.
(きちんと確認してからラジオで情報を流してほしいものですが)

まあ箕郷になくても榛名梅林にはどこかで売っているだろうと
適当にドライブがてら出かけることにしました.
(深谷断層の末端を見に行くというのがメインでしたが)
ところが榛名梅林では販売所がわからなかったので,
急遽,秋間梅林にいくことにしました.

で,この写真.
手前が仕分け前の梅.
奥のドラムほど,その穴が少しずつ大きくなっています.
そのドラムがゆっくりとまわり,
梅がドラムの上を移動します.
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ドラムの穴よりも小さい梅はドラムの中に入り
脇のかごにはいって,規格ごとに仕分けされます.
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梅の花を見に来る頃は食堂ですが,
梅の収穫時には作業場となります.
2月の終わりにもここにきましたが,
梅は咲いていないし,
寒すぎてすぐに帰ってしまいました.
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仕分け作業中の方に
話しかけると,
わざわざ来てくれたのならと
2Lサイズのものを
格安でわけていただきました.
やっぱり今年はできが悪いとのこと.
早春の寒さが原因らしいです.

梅の仕分け作業はなかなか興味深かったです.
ちなみに,JAを通じて東京の市場にだすものと,
自分たちで梅干しに加工して出荷するとのこと.

梅の出荷量のグラフを作ってみました.
Domestic shipment of Japanese plum (Ume)
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圧倒的に和歌山が強いですね.
群馬は2番手ですが,
あまりにも量が違いすぎます.


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# by kumakuma1103 | 2010-07-09 05:02 | 群馬の地理・温泉 | Comments(0)

【速報】模擬授業

さきほどまで,
学部3年生の模擬授業を見に行ってきました.
前半は,小学校地理の授業で,
「群馬県の人口」について,
地理ゼミのH君が教師役として教壇に立ちました.
落ち着いた話しぶりで,
わかりやすかったですね.
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手前の手を挙げているのは
地理ゼミのKさん.
H君への援護射撃?
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後半は,
中学校公民の授業で,
「地方自治への住民参加」でした.
これは,歴史ゼミのSさんが担当.
私は前半しか出席していなかったので
写真だけですが.
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生徒同士で意見を出し合う場面.(一応Y君とS君はモザイクかけてます)
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あと2ヶ月で3年生は,
教育実習で教壇に立ちます.
教育学部学生の最大のイベントですね.
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# by kumakuma1103 | 2010-07-07 16:17 | 授業 | Comments(2)
昨日,地理学実習で簡易ボーリング調査をしなかった代わりに,
急遽地形・土地利用断面図を地形図から作成してもらいました.
断面図を描くのは,別の授業でもやっているので
慣れた手つきでやっていました.

測線は,渋川の南の榛名山麓から赤城山麓まで東西方向です.
少し長めにやってもらいました.
皆さんみな断面図をうまく描いていました.
ただ,土地利用の表現では,
いろいろ差が出たようです.

まずは,その成果の一部から.
新人のS君のものです.
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拡大すると,
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自然堤防に集落,後背湿地に水田.
うまく対応しています.
S君は一番早く断面図をつくっていて,
しかもかなり正確でした.

次は,ファンシーさが際だっていた
Kさんの作品.
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これも拡大してみると
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小中学生には受けるし,
印象に残ると思います.

今回使用した地形図は昭和後半のもので,
火山山麓はほとんど桑畑になっていました.
現在の土地利用は畑や果樹園に転換しています.
一度地形断面をつくっておけば,
それぞれの時代の土地利用を含めた
断面図を作成することができるので,
どのように土地利用が変化したのか
わかりやすいと思います.

ちなみに僕が昔作った断面.
榛名側は距離が短いのですが.
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国土地理院の地形図は,
情報が多すぎたり
ごちゃごちゃしてわかりにくかったりするので
学校では使いにくいと思います.
その時,断面を使うと,情報が限られるので,
生徒児童でもその変化を追いやすくなること,
地域の変化をよりコンパクトに示せること
という利点があると思います.

その時,大事なことは
どこに測線を引くのか?ということ.
意図をもって測線を決める必要があります.

今回の測線の意図は
街道,土地利用,水力発電と地形の関係が
1枚の断面図でわかるようにしたことです.

断面図を描いてもらうときに失敗したことは,
高さを強調しすぎたこと.
この半分ならもっとわかりやすかったなぁと後悔です.
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# by kumakuma1103 | 2010-07-07 11:23 | 授業 | Comments(0)