西条盆地地形巡検その3
2013年 12月 19日
さらに日が空きましたが,
西条巡検の午後の部.
まずはこちらを.
大学から南西にある扇状地性段丘面の扇頂部分.
右の池がちょうど扇頂にある池でよく見ると二つに分かれています
(一番池・二番池).
この池に流入する用水路は二つ.
一つは北側の池(深道池)から流れてくるもの.
もう一つは南側にある川の左岸からほぼまっすぐくるもの.
なぜか,南側の用水路の途中にある
北へのびる鞍部に,昭和初期にトンネルが掘られて,
深道池へ水を送るようになっています.
なぜトンネルを掘らないと行けなかったのか?
一番池と二番池に水をいれるだけなら,トンネルを掘らず
南側の用水路だけで用を足せるはず.
北東から南西をみた鳥瞰図.奥が川(小山田川)の上流です.
一つには一番池・二番池が扇状地の平坦部分に堤をつくって
水を貯めただけなので,浅くて十分な貯水能力がないから
深道池を予備の貯水池とした可能性と
深道池と一番池の間にある水田に水が足りないために
トンネルを掘ったの二つが考えられます.
おそらく前者だと思いますが,
それでもトンネルを掘るほどのことなのか
よくわかりません.
で,一番池から南側の用水路を通り,
トンネルの上の峠をこえて
深道池にでて,
今度は北側の用水路を通って
再び一番池に戻ってきます.
以下写真のみ.
南側の用水路
分岐にきました.が,興奮して三つ又になっている写真を取り損ねる.次回の宿題.K君の先にあるのが鞍部下を通るトンネル.手前がさきほど歩いてきた南側の用水路に続きます.
by kumakuma1103
| 2013-12-19 22:33
| 広島の地理・地形