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地形学の視線で見たこと,感じたこと


by kumakuma1103

群馬の地形を歩く_その4

2日目は,泥流台地や丘陵周辺の地形ということで.


何度もきた県庁下の露頭.
前橋泥流堆積物とその上の風成ローム層が見えます.
ハチが怖いのであまり草むらには近づきませんでしたが.
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いろいろあってはじめに倉賀野宿へ.
ちょうど河岸が付近.これも高位置撮影装置にて撮影
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そのあと,烏川右岸の天井川の地形の観察.
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手前左からのびる川の河床のほうが
水田よりも高いこと,
水田の奥の方に畑が見えますが,
これは丘陵の開析谷から広がる
小扇状地(沖積錐).
丘陵を流れてきた川は
烏川低地で扇状地をつくりたいのだけど,
人間にとっては迷惑な話なので
河道を固定します.
だけど,上流から土砂を川が運んでくるので
河床にたまった土砂を取り除きそのまま堤防用に積みます.
それを繰り返すと,
天井川のできあがり.
人と自然の働きでできた地形といえます.



そのあと,達磨寺の地すべりをみてきました.

ここは単なる碓氷川の堤防と思いきや,
地すべりが碓氷川の対岸まで影響を及ぼして
持ち上がってしまった昔の国道18号.
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藤塚の一里塚も高位置撮影装置にて.
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最後に長野堰用水の円筒分水堰を高位置撮影装置にて.
もう少し高い位置だと全部写せそうなのですが.
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用水路の立体交差.
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雨におびえながらの授業でした.
by kumakuma1103 | 2013-09-08 22:36 | 群馬の地理・温泉