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地形学の視線で見たこと,感じたこと


by kumakuma1103

前橋台地と用水路の地図

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群馬県中部の用水路の特徴として、
1.江戸時代初期につくられたものが多い
2.台地上を涵養するものが多い
3.長さ10kmをこえる大規模なものが多い
が挙げられます。

代表的なものが、
・天狗岩用水
・長野堰用水
・広瀬桃木両用水です。

前橋市や高崎市の小学校では、
地域学習の一環で、
それぞれ天狗岩用水・長野堰用水を学びますが、
地形の関係までは触れられていないようです。

ただ、用水路開削の目的は、
「台地上で稲作ができるようにすること」
なので、地形の概略と用水路の位置図が
あったほうがよいと思っていました。

ということで、明日の自然地理の授業のため
半日かけてつくってみました。
地形は「県史」から、
用水路は「歴史的農業用水」を参照しています。


単純ですが、
こういう図はいままでありませんでした。
等高線をいれるとさらによいと思いますが、
まあ面倒なので。

使いたい方はご連絡ください。

しかし、なぜ前橋市では
天狗岩用水を学ぶんだろう。
広瀬桃木両用水の方がいいとおもいます。
群馬総社はもともと高崎藩だし。
つくったとされる人物がはっきりしているからか?
by kumakuma1103 | 2012-11-21 12:19 | 街道・用水と地形