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地形学の視線で見たこと,感じたこと


by kumakuma1103

地理学会の巡検日記その1

学会の最終日にあった巡検に
参加してきました。

2年生のSさんとM君も
参加予定でしたが,
M君は急用でキャンセル。


巡検は
多摩丘陵や相模川沿いの段丘地形の成り立ちを
いくつかのポイントから確認するというもの。

案内の方は,
首都大学東京のS先生と
産総研のUさん。

Uさんのラボに昔
W君と伺ったことがありましたな。

中型バスに乗り込んで早速露頭へ。
まずは多摩丘陵のトップへ。

地理学会の巡検日記その1_d0179225_17524337.jpg


丘陵とは何か?
どうやって丘陵ができたのか?
丘陵構成層の上のローム層とは何か?
多摩ローム層中の指標テフラとは何か?
など,基本から徐々に専門的な話へと
段階を踏んで説明がありました。
実習の際こうやって説明すればいいだと
かなり勉強になりました。


地形学や第四紀学が大変なのは,
本や論文で読んで理解することと,
フィールドで実物をみて理解することが
全く異なる内容であるということ。

それを面倒と思うか
面白いと思うかですが。
正しい結論をすすんでいれば,
フィールドから答えがくると思います。
そういう体験を一度でも
味わえれば
フィールドワークは楽しんでやれるんですが。

ここで1時間ぐらい時間をとって
説明をきいたり,
サンプルをとったり。

次に,大正坂というところへ。
地理学会の巡検日記その1_d0179225_21121361.jpg

ここでは,首都大学の実習でテフラを取りすぎたために
穴ができていました。
サンプリングするためには,
手を伸ばしてとる必要がありました。
地理学会の巡検日記その1_d0179225_21133239.jpg

by kumakuma1103 | 2012-03-31 16:09 | 雑記