地形学の視線で見たこと,感じたこと


by kumakuma1103

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地理学野外実習その1

なんやら忙しくなってきたのですが
一応野外実習の報告を。

まずは沼田城とその城下町の見学。
沼田小学校の正門が,沼田城の大手門。
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沼田公園は18歳未満入場禁止らしいです(嘘)。
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紅葉がきれいでした。
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当時の堀が残っていました。
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少し時間があったので川場村の歴史民俗資料館へ。
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生まれ変わって資料館って…。よほどネタに困ったのか?
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個人的にはいい資料館で
30分弱の見学では時間が足りませんでした。

特に,「江口きち」という女流詩人のコーナーは
興味深く見学しました。
「睡(ね)たらいて 夜は明けにけりうつそみに 聴きをさめなる 雀鳴き初む」
26歳で自死する直前の辞世の句。


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ガラスケースに入っているのは,「泥炭」。
それよりもケース右上に,
僕の知っている方のお名前が。
そういえばここの出身だと伺ったことあります。
突然知り合いの名前があって驚きました。



それから永井酒造へ。
日本酒の生産工程の見学をさせていただきました。

米を洗って水につける工程のところ
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こうじを作っているところ
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こうじをいただきました。
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お酒の神さま,松尾さま。
夏子の酒で有名ですね。
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米とこうじとこうぼをいれた甕。
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最後は,片品村にある風穴へ。管理人が院生のC君の親戚とのことで,中を見学させていただきました。風穴を利用して現在ではコンクリの建物が。もともとは養蚕の蚕種を保存しておくために土蔵づくりだったそう。蚕種は暖かくなると孵化してしまうため冷蔵が必要。大正時代,養蚕をやるようになり蚕種の保存場所としてここが選ばれたとのこと。戦後冷蔵庫が広まるとこの施設も使われなくなりました。まあその後すぐ養蚕自体も斜陽化するんですけどね。地形をみると,崖錐だろうと思います。崖がくずれて,角礫が段丘面の上にのっていると思います。段丘がなければ川に落ちてしまうのですが,段丘があったせいで崩落物が残っているのです。岩と岩の間にすき間(間隙)があるので,冷風が通るのだと思います。まあなぜ冷たいのかといわれるとよくわからないのですけど。
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by kumakuma1103 | 2011-11-29 22:31 | 授業 | Comments(0)

ソフトクリーム

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家の近くでみたソフトクリーム状の植木。
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by kumakuma1103 | 2011-11-22 05:30 | 雑記 | Comments(0)

続々東毛をゆく

先日,東毛の地形を長年研究されているS先生と
2時間ばかり太田で地形談義。
僕の断層データと
先生の表層地質・ロームのデータをあわせて
地形発達を考慮した断層の論文を書くことで
だいたいまとまりました。
データ収集に時間のかかる地形発達を
本気でやるひとは少なくなりましたな。
僕もやっていないけど,
地形発達を考慮せず断層地形の話だけをする
ことは絶対にやりません。
やらないと地形学に対して
正当な評価がもらえないと
思います。

その後,せっかく来たので
断層沿いに歩いてみました。
歩きながらどこで断面とったらいいかを
考えています。
断面をとるばしょを考えるのも
一つの技術。
断層崖ならどこでもいいというわけではありません。

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なんすかね。


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太田東高校近くに転がっていた粘板岩の石碑。読むと福島県の石碑。なんの石碑かはわかりませんでした。


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てっちゃんではなく,ちょうど電車が通っているところが,例の崖なんですね。まあ電車くるまで待っていましたが。




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海なし県にさざえ堂はなかなかおもしろいなと思い,中へ。





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本殿は3階建てでみたことない造り。拝観料が300円。入るわけないでしょ。




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帰りしな看板を読むと,なになに「知らないうちに三階まで上る」とは,どういうことなのか。興味をひかれて,300円払って中に入ることに。だれもいないのかと思ったら,お坊さんが出てきました。


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「知らないうち」というわけにはいかないと思いますが,ぐるぐる回りながら上っていきます。壁面には仏像や格言!が並んでいます。


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太田駅下車してもたいへんなんじゃないかな。


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一番勉強になりました。


ぐるぐる回ってのぼるところから
さざえの殻になぞらえて「さざえ堂」。
日本最大らしいです。

全く宣伝もないところに結構なB級スポットがありました。
そうそうスタンプもありました。
地形分類図の裏に押したので,
また公開します。
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by kumakuma1103 | 2011-11-20 07:30 | 群馬の地理・温泉 | Comments(2)

高崎石原町の地図作業

野外巡検で最も重要なことは,
予習をきちんとすること.
それをしておかないとただの散歩です.
ということで,今日の自然地理学では
下記の作業を考えています.

1.白衣観音,護国神社,和田橋,聖石橋,高崎駅を囲みなさい
2.標高100,95,90,85mの等高線を色でえどりなさい
3.枠内の水田と桑畑にそれぞれ別の色を塗りなさい.
4.A-A'地点の断面図を描きなさい.ただし,烏川左岸の河床の高さは標高85mとし,台地の高さは和田橋東詰の標高点91mを使うこと.
5.Bの谷から流れる小さい河川を青でえどりなさい.
6. Cでみられる地形を等高線と土地利用から考えなさい.
7.石原町周辺の土地利用の変化を述べなさい.

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時間の割に作業量が少ないので
もう少し何か作業を追加する予定.
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by kumakuma1103 | 2011-11-17 09:12 | 授業 | Comments(0)

野菜

水菜,ほうれん草,春菊の朝取りもってきました.
欲しい方は研究室まで.
他の野菜のリクエストにも
少しだけ応じます.
(大根,カブ,ターサイ,チンゲンサイなど)

虫食いが少しありますが,
まあ無農薬の証拠と言うことで.
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by kumakuma1103 | 2011-11-17 08:49 | 雑記 | Comments(0)

高崎散歩その3

ちょっと更新が遅れてしまいました。
先日のゼミで,
城下町のプランについての発表を
松井田出身のY君がしてくれたのですが,
大変わかりやすく勉強になりました。
巡検でも知ったかぶりで話すと思います。

前の記事の慈光通りはまさに大手前通り。
井伊直政の戦国時代型の城下町プランの主軸でした。

高崎市内において旧中山道のルートが
なぜ少しだけずれたことを
以前のブログの記事で紹介しました(こちら)。
その時は,街道をすこしだけずらす理由が
なぜかわからないと書きましたが,
そのゼミの話をきいて
理由がありそうなことがわかりました。
幕府が街道・舟運のネットワークを
重視していたのだと思います。
そのことはまた後日。
(って後日書かないことがおおいんですけど)


さて,高崎散歩の続き。
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その慈光通りを進むと高崎城址跡。
昔大手門があったところ。

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高崎城跡の説明板。

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スズラン高崎店。たまにお世話になります。


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消防団の女性方がもてなし広場で玉入れをしていました。大人の玉入れってはじめてみました。


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靖国神社前の用水路。観音山丘陵の際を流れています。碓氷川から引いていると思いますがよくわかりません。

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天狗!!
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ご神体はうちわだったような。
ネットで検索してみると,かなりくわしく調べている方がおられました(こちら)。


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清水寺の参道前。高崎漫歩にいろいろ説明がありますが,松尾芭蕉の句碑らしいです。

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新川という川。いまはなきカッパピアの谷から流れてきた河川。地元では御出しとも呼ばれているようですが,おそらく押出しと書いたほうがいいでしょうね。つまり土石流の押出しのこと。地形判読をするとかなりきけんなところです。


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夜泣きを治す観音様。この観音様はお姉さんらしく,妹が清水寺にいるそうです。「姉妹」なんですよねと知ったかでいうと,地元のおばあさんはよく知っているねと。えぇ,「高崎漫歩」というネタ本がありますから。


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ここは,新川の土石流と烏川の氾濫の二つの水害の危険性があります。新川の河道が人工堤防によって固定しています。その結果,烏川の沖積面よりも河床が高くなる天井川になっています。天井川によって烏川の低地が分断されています。洪水があった時,この天井川がトラップになってそれより上流側が水没すると思います。



上からマリコをききながら
ブログ書いていました。
あんな理科教師いないね。

そろそろ太田の件もケリをつけたいですね。
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by kumakuma1103 | 2011-11-17 06:05 | 群馬の地理・温泉 | Comments(0)

高崎散歩その2

授業では,高崎台地,烏川低地帯,観音山丘陵の地形断面を
意識して歩いてもらおうと思います。

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まず慈光通りから。
車が曲がっている通りが慈光通り。高島屋の北側から西に向かう通りにあたります。少し切れている左の通りは南北の通りで東二条通りと呼ばれています。ちなみに東一条通りは旧中山道。

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慈光通りは,近世大手門へ続く道に当たります。高崎の東西の主軸ですね。



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安国寺の入り口。このお寺の山号が慈光山なので,慈光通りになっています。

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井伊家に従って箕輪城から高崎に降りてきたことが書かれています。あとは初の群馬県庁がここにおかれたとのこと。ちなみにここの付属施設には個人的に大変お世話になっています。


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慈光通りから,東一条通りを北に向かって撮った写真。つまり旧中山道ですな。銀行や証券会社の看板が軒をつらねています。

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高崎の東西と南北の主軸の交点に,高崎市道路元標があります。


高崎台地では地形よりも近世以降の歴史の話で終わりそうです。
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by kumakuma1103 | 2011-11-14 03:55 | 群馬の地理・温泉 | Comments(0)

高崎散歩その1

今日自転車で回った話を
書こうと思ったのですが,
もう眠いので,なかなかいいという本を紹介して
寝ます。

「高崎漫歩」という本。
今回はこれをガイドブックに歩いてみました。
まあ巡検の下見なんですが。


たまたま別件で大学図書館に行ったときに
棚にあった本をぱらぱらめくると
なかなか面白い。

すぐにネットでこの本を検索。
高崎市内の古本屋にあるとのこと。
大学院のゼミが終わってから行ってみました。
古本屋の名前は「うさぎの本棚」。
軽い感じですが,中は伝統的な古書店でした。
店のご主人と1時間ぐらい
高崎の歴史について話を伺いました。

昔は学校の先生が地元のことを
よく知っていたとのこと。
高崎漫歩の著者も学校の先生とのこと。
今の学校は忙しすぎるんでしょうな。
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by kumakuma1103 | 2011-11-13 00:24 | 群馬の地理・温泉 | Comments(0)

晩秋の榛名神社

東京からTさんが遊びに来たので,
榛名神社へいくことに。
群馬は初ということなんで
どこでもよかったのですが,
あいにくの雨。
ただ,雨なので紅葉が鮮やかな感じがしました。
いろいろ解説をしましたが,
すべて群馬地理学会で話をうかがったT先生の受け売り。

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最後は,僕の趣味で東吾妻の岡崎集落へ。
石碑を道沿いから見たとき,
岡上代官のはずと思い,
立ち寄ってみると案の定。

アクティブなTさんの話をきいて
自分も頑張らないとと思いました。

次からは高崎散歩をやります。
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by kumakuma1103 | 2011-11-12 17:51 | 群馬の地理・温泉 | Comments(0)

にんじん

野菜のニンジンの話ではありません.

群馬では祭りの出店で売られている駄菓子のこと.
袋の形状が「にんじん」の形をしているのが由来.
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で,中はポン菓子.こちらではポン菓子よりも「にんじん」といった方が通じやすいです.
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べつになつかしくなんかないけどね.
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生協のレジで買いましたが,
店員の方が「これなつかしいですよね」みたいな
顔をしてくれたのですが,
僕にとっては全くどうとも思いません.

これの文化圏はどこまでなんでしょうか?
ちなみに製造は茨城県坂東市.
広島では見かけないシロモノですが.

そういえば,
全く知らない方のブログに
ぐんま県民マラソンで
「弱気は最大の敵」の看板で力が湧いたと
書いてありました.
僕が書いたとブログのコメント欄に書きたいところですが
しょうもないことなのでグッとこらえました.
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by kumakuma1103 | 2011-11-09 18:57 | 雑記 | Comments(7)