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地形学の視線で見たこと,感じたこと


by kumakuma1103

B級観光地として開き直るというアイディア

 群馬ディステネーションキャンペーンが過ぎ,
観光ブームが去ってしまったような気がします。
そもそも群馬で全国区な観光地やイベントは
草津温泉とSLぐらいじゃないんでしょうか?
(ただ,草津温泉が群馬にあることを知らないひとは多い)
(追記,すみません,全国区の尾瀬を忘れていました)

群馬に来て4年が過ぎて思うのは,
意外と味のある見どころが多いということ。
このブログでもちょこちょこ紹介しています。

しかし残念ながら,県内の観光地のほとんどが全国区ではないし
これからも全国区になることもないという現実。

それをふまえると開き直って,
B級観光地と認識して
宣伝をすることだと思います。

一か所では人が集められないので,
どうするか。
「スイミー」を思い出せばいい。

近くの観光地や見どころを含めて
ラリー形式で見て回れるようにする。
スタンプラリーは安易なので
あまり乗り気がしませんが,
ともかく合わせ技で観光地化を試みる。

県を越えてもいいと思います。
ともかくテーマを決めることだと思います。
「田山花袋の文学をたどるツアー」
「田中正造の足跡をたどるツアー」とかね。

「かるた」はだめですよ。
多すぎるし,群馬県民しか知らないから。

地図にしてPDFでHPに乗せておけば
行きたい人が勝手にダウンロードして印刷するので,
紙代や印刷費がかからない。
ただしパンフは,適切な情報といいデザインにして。
僕ならこの方に作ってもらいます(こちら

どうせみんな自家用車で移動するんだから
自家用車が使いやすいような地図をつくればいい。
あとは,最初にナビに入れてもらえるような
仕組みしておけばいい。
GoogleのKMLファイルにしてもいい。
ユーザーフレンドリーかつ
フレキシブルなシステムにしておくのがベター。
情報はでたとたんに古くなるから
こまめに更新できる体勢にしておくこと。


考えてみれば
団塊の世代がこれからどんどん退職する。
インテリ層なら
単なる風光明媚なところを目指すのではなく
ちょっとした学びの要素も付加価値として
魅力的に映るのではないか。


群馬はどこにでも立ち寄り湯があるから
〆は必ず温泉にするとかのアイディアもありますなぁ。


知事は,古墳の魅力の発信に力を入れるようですが,
それも一つの有力な素材です。
群馬県の古代をさぐるツアーとかね。
ただ,僕からすれば古墳だけに特化するよりも
情報を共有し,ユーザーに提供する
ネットワークを構築するほうが
観光客を呼べると思います。


ツアーのメニューを100個作れば
インパクトはあると思います。


なんかの授業でやってみようかな。
一人二つ考えればすぐに50ぐらいのツアーになるなぁ。


僕なら「昭和を感じる旅」と「伊奈忠次の足跡をたどる旅」を提案。
昭和のほうは前橋の弁天通と高崎の中央銀座を核にして
あとは何かを足せばいい感じになりそう。
昼食は洋食屋を提案してと,
最後は高崎温泉で〆ですな。

伊奈さんのほうは,
埼玉県伊奈町の陣屋から深谷の備前掘,玉村の八幡宮,総社の天狗岩用水で
〆は吉岡温泉か

いろんな考えの人がいるから
いろんな旅の提案をする。
大都会に近く,コンテンツもある群馬なら
いけそうな戦略だと思います。
まあ日帰りあわよくば1泊旅行をめざすのが
いいのではないでしょうか。


ニーズもシーズもある群馬だと思います。
「る●ぶ」的な旅行イメージからの脱却をはかるべき。
by kumakuma1103 | 2012-02-23 20:31 | 群馬の地理・温泉